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遮熱塗料のウソとホント!神栖市で後悔しない外壁塗装の選び方
2025.11.04
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こんにちは、プロタイムズ神栖大野原店です。私たちは茨城県神栖市を中心に外壁塗装・屋根塗装を行なっている塗装会社です。
「遮熱塗料って夏に涼しくなるって聞いたけど、実際どうなの?」と疑問を感じていませんか?
ご近所で遮熱塗料を使った外壁塗装をして「涼しくなった」と聞いて興味を持ったものの、インターネットで「遮熱塗料にはデメリットもある」という情報を見て不安を感じている方もいるかもしれません。
夏の電気代が高く、なんとかコストを抑えたい、でも失敗はしたくない…そうお考えのあなたのために、この記事では、神栖市の外壁塗装を検討中の方に向けて、遮熱塗料のメリット・デメリットを正直に解説します。
後悔しないための判断基準や、失敗しない業者選びのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1.遮熱塗料とは?その仕組みと期待できる効果
「遮熱塗料」という言葉を耳にする機会が増えましたが、具体的にどのような塗料で、どんな効果が期待できるのかご存知でしょうか?
ここでは、遮熱塗料の基本的な仕組みと、神栖市の気候でどのようなメリットがあるのかをわかりやすく解説します。
遮熱塗料の基本構造とメカニズム
遮熱塗料は、太陽光に含まれる赤外線を効率よく反射する特殊な成分を配合した塗料です。一般的な塗料が太陽光を吸収して熱を蓄積するのに対し、遮熱塗料は熱の吸収を抑え、表面温度の上昇を防ぎます。
塗料の「反射率」が高いほど、より多くの赤外線を跳ね返し、建物の温度上昇を抑制する効果が高まります。これにより、建物内部への熱の侵入を軽減し、室内温度の上昇を抑えることができるのです。
通常の塗料・断熱塗料との違い
外壁や屋根の塗料には様々な種類がありますが、遮熱塗料は「熱を反射する」という点で他の塗料と異なります。
通常の塗料(一般塗料)には、太陽光を反射する機能は備わっていないため、太陽光を吸収し、その熱を建物内部に伝えます。
一方で、遮熱塗料は、太陽光の中でも特に赤外線を反射することで、塗膜自体の温度上昇を抑え、建物内部への熱の侵入を軽減します。
遮熱塗料とよく似たもので「断熱塗料」がありますが、性質は全く違うものです。
断熱塗料は、塗膜に空気層を多く含むことで熱伝導を抑え、熱の移動そのものを緩やかにします。魔法瓶のように室内の温度をキープしてくれる効果が期待できるでしょう。
遮熱塗料と断熱塗料はどちらも室内の快適性向上に貢献しますが、その違いはアプローチ方法です。
遮熱塗料は「熱を入れない」、断熱塗料は「熱を伝えない」役割を担っています。
両者を組み合わせることで、より高い省エネ効果が期待できる場合もあります。
神栖市の気候と遮熱塗料の相性
神栖市は夏場に気温が高くなり、日差しも強い地域です。特に屋根や外壁は一日中、太陽光にさらされるため、多くの熱を吸収し、それが室温の上昇に直結します。
遮熱塗料は、このような高温多湿な夏の環境において、その効果を最大限に発揮します。日中の強い日差しを反射することで、屋根や外壁の表面温度を大幅に下げることも可能です。
これにより、エアコンの稼働を抑え、電気代の節約にもつながる可能性があります。また、建物自体の熱負荷が減ることで、建物の劣化を遅らせる効果も期待できます。
日照時間が長い神栖市のような地域では、遮熱塗料は快適な住環境づくりに大きく貢献すると言えるでしょう。
2.遮熱塗料のメリットだけじゃない!知らないと損するデメリット

遮熱塗料には魅力的なメリットがある一方で、「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、知っておくべきデメリットが存在します。
ここでは、遮熱塗料に期待しすぎる前に把握しておきたい注意点を丁寧にご説明します。
デメリット①:初期費用が高い
遮熱塗料は、一般的なシリコン塗料などに比べて初期費用が高くなる傾向があります。これは、特殊な遮熱成分が含まれているためです。
例えば、一般的なシリコン塗料と比べると、同じ面積を塗装する場合でも、トータルの費用が大幅に高くなるケースも珍しくありません。
| シリコン塗料 | 約2,000円/m2 |
| 遮熱塗料 | 約4,000〜5,000円/m2 |
上記のように、安価なシリコン塗料と比較すると2倍以上も高い費用相場となっています。
ただし、メーカーや製品によって価格帯は異なり、保証年数や耐久性が長い高性能な製品ほど、初期費用が高くなる傾向があります。
長期的な視点で見ると、省エネ効果で光熱費が削減され、結果的に元が取れる可能性もありますが、初期費用が予算に合っているかは事前にしっかり確認しましょう。
デメリット②:効果を感じにくいケース
遮熱塗料を塗ったからといって、必ずしも誰もが「涼しくなった!」と劇的な効果を実感できるわけではありません。
例えば、建物自体が日陰に隠れている時間が長かったり、すでに高性能な断熱材が十分に入っている建物だったりすると、遮熱塗料による効果は限定的になることがあります。
また、屋根だけ塗装して外壁は未対応の場合も効果を実感しにくいです。屋根は最も太陽光を受ける部分なので効果は出やすいですが、外壁からの熱の侵入が多い場合は、屋根だけの遮熱塗装では物足りなく感じることもあります。
デメリット③:耐久性とメンテナンスの問題
遮熱塗料も通常の塗料と同様に、時間とともに劣化が発生します。遮熱効果を担う成分が劣化すると、その効果も低下してしまいます。
製品によって耐久性や保証内容は大きく異なります。メーカーによっては、遮熱効果の持続期間について独自の保証を設けている場合もありますので、契約前にしっかりと確認することが重要です。
適切な時期にメンテナンスを行なわないと、せっかくの遮熱効果が失われ、塗り替えサイクルが早まる可能性もあります。
3.「効果がない」と感じる理由とその対策

遮熱塗料を使って塗装工事したのに、「期待していたほど涼しくない」「効果がない」と感じてしまうケースが残念ながら存在します。
ここでは、そうした状況に陥る主な理由と、効果を最大限に引き出すための対策について解説します。
「効果がない」と感じる2つの理由
遮熱塗料の効果を実感しにくいのは、大きく分けて以下の2つの理由が考えられます。
理由①:期待値と実感のズレ
遮熱塗料に「劇的に室温が下がる」といった過度な期待を抱いていると、実際の効果とのギャップにがっかりしてしまうことがあります。遮熱塗料はあくまで建物の表面温度の上昇を抑えるものであり、家全体を冷やすものではありません。
室温の低下は期待できますが、その程度は日中の気温や日当たり、建物の構造、エアコンの使用状況など、さまざまな要因に左右されます。温度計の数値ではわずかな変化でも、体感としては「以前より暑さが和らいだ」と感じることもあるでしょう。
理由②:家の構造と材質の影響
遮熱塗料の効果は、お住まいの家の構造や使われている材質によって大きく異なります。
例えば、もともと断熱材がほとんど入っていない古い家と、高気密・高断熱の新築住宅では、遮熱塗料を塗った際の効果の出方が変わってきます。
断熱材が不十分な家では、遮熱塗料で表面温度を下げても、壁や屋根を通して熱が室内に入り込みやすいため、効果を実感しにくい場合があります。また、木造住宅と鉄骨住宅でも熱の伝わり方が異なるため、一概に同じ効果が得られるわけではありません。
特に、屋根裏の換気状態や通気層の有無も、遮熱効果の体感に大きく影響します。
遮熱塗料の効果を最大限に引き出す対策
せっかく遮熱塗料を選ぶなら、その効果をしっかりと実感したいですよね。以下の対策を検討してみましょう。
対策①:事前の住宅診断で専門家に相談する
遮熱塗料がご自宅に本当に向いているのか、塗装専門業者による事前の住宅診断を受けることを強くおすすめします。プロタイムズ神栖大野原店では、専門家がお客様のお住まいの状況を詳しく診断し、遮熱塗料が効果的かどうかを判断いたします。
特に、赤外線カメラを用いた屋根診断は非常に有効です。屋根や外壁の表面温度を可視化することで、どこから熱が侵入しやすいのか、遮熱塗料がどれほどの効果をもたらすかをより具体的に予測できます。
この診断結果に基づいて、最適な塗料や施工プランを提案してもらうことで、「効果がない」という後悔を防ぐことができます。
対策②:複合的な対策を検討する
遮熱塗料だけで全ての暑さ対策を完結させようとするのではなく、他の対策と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
- 遮熱塗料と断熱を組み合わせる
- 遮熱塗料を使い、家の中の風通しを良くする
- 遮熱フィルムを貼ったり、夏の日差しが入りにくいように軒を設計する
- 明るい塗料で塗装する
これらの複合的な対策は、より快適で省エネな住環境を実現するための鍵となります。専門家と相談しながら、ご自宅に最適な組み合わせを見つけることが大切です。
4.遮熱塗料はどんな家に向いている?後悔しない判断基準

「私の家に遮熱塗料は本当に必要だろうか?」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
遮熱塗料の効果を最大限に引き出し、後悔しない選択をするためには、ご自宅の状況が遮熱塗料の特性と合致しているかを見極めることが重要です。
ここでは、遮熱塗料の採用が向いている家の特徴と、ご自身で判断するためのチェックリストをご紹介します。
遮熱塗料が効果を発揮しやすい条件
遮熱塗料には効果が発揮しやすい条件がいくつかあります。
例えば、南向き・日当たり良好な屋根や外壁。
一日を通して太陽光を多く受ける屋根や、南向きなど日差しの強い外壁は、熱を吸収しやすいため、遮熱塗料による表面温度の抑制効果が顕著に現れます。特に神栖市のように日照時間が長い地域では、この傾向が強まります。
また、2階リビングや吹き抜けのある構造でも効果が発揮されます。
暖かい空気は上昇するため、2階にリビングがあったり、吹き抜けがある家では、屋根や上階からの熱の影響を直接受けやすくなります。遮熱塗料で屋根や上階の天井や壁の表面温度を抑えることで、室内の快適性が向上しやすいでしょう。
さらに夏場のエアコン使用頻度が高い環境や電気代が高いと感じる家でもおすすめです。
夏の電気代に悩んでいて、エアコンの稼働時間を減らしたいと考えている場合、遮熱塗料は非常に有効な対策となり得ます。熱の侵入を抑えることで、エアコンの冷房効率が向上し、省エネにつながります。
遮熱塗料が向いていない可能性のある家
一方で、効果を実感しにくい環境の家もあります。
まず、日陰・隣家が近い密集住宅地。
家のほとんどが隣の建物や大きな木などで日陰になっている場合、そもそも太陽光をあまり受けないため、遮熱塗料を塗っても効果を実感しにくいことがあります。
次に屋根断熱が強化済みの新築住宅も効果を実感しにくいです。
すでに屋根や壁に高性能な断熱材がしっかりと施工されている家では、熱の侵入が少ないため、遮熱塗料による追加の省エネ効果は限定的になる可能性があります。この場合、断熱塗料の方がしっかりと効果が実感できるでしょう。
後悔しないための判断チェックリスト
ご自身の家が遮熱塗料に向いているか、簡易的にチェックしてみましょう。
| ☐ | 築年数が古くて、断熱材が十分に入っていない |
| ☐ | スレート瓦や金属屋根など、熱を吸収しやすい屋根材を使用している |
| ☐ | 夏の電気代が上がっている |
| ☐ | 夏はエアコンなしでは過ごせない(エアコンの設定温度をかなり低くしている) |
| ☐ | 子供がアレルギー体質で、室内の温度や湿度には注意を払っている |
上記で当てはまるものがある方は、ぜひ遮熱塗料を検討しましょう。
プロ診断をおすすめする理由
上記のチェックリストで「うちの家は遮熱塗料向きかも?」と感じた方も、最終的な判断はプロの意見を聞くことを強くおすすめします。
専門家は、単に「日当たりが良いから」だけでなく、建物の構造、築年数、既存の断熱状況、通風、さらには周辺環境まで総合的に診断し、最も効果的な塗料の種類や施工方法を提案してくれます。
プロタイムズ神栖大野原店では、遮熱塗料がご自宅にどの程度効果をもたらすか、無料の診断やシミュレーションを通じて具体的にご提示できます。赤外線カメラ診断などを用いて、目に見えない熱の状況を可視化することで、納得のいく判断ができるようサポートいたします。
資料請求を通じて知識を深め、必要であれば診断や見積もりを依頼することで、ご自身の家に本当に合った最適な塗料選びができるでしょう。
資料請求はこちら
5.専門家が語る!失敗しない塗料選びと優良業者の見分け方

遮熱塗料の採用を決めたとしても、次に迷うのが「どの塗料を選べば良いのか」「どの業者に頼めば安心できるのか」という点ではないでしょうか。
大切な住まいの塗装だからこそ、失敗は避けたいですよね。
ここでは、専門家として、信頼できる塗料と優良業者を見極めるための重要なポイントを解説します。
優良な遮熱塗料の条件とは
数多くの遮熱塗料の中から、本当に効果のあるものを選ぶためにも注目すべきポイントがいくつかあります。
遮熱効果の第三者試験結果
塗料メーカーが独自に効果を謳っていても、それが客観的に証明されているかが重要です。
公共機関や専門機関による「第三者試験結果」や、公的な認証(例えば、JIS規格など)がある塗料は、信頼性が高いと言えます。データに基づいた確かな効果が期待できるかを確認しましょう。
色による遮熱差の理解
遮熱塗料は、色が薄い(白に近い)ほど高い遮熱効果を発揮しやすい特性があります。
これは、白い色が太陽光をより多く反射するためです。濃い色の塗料でも遮熱効果を持つものはありますが、白い塗料と比較すると効果は劣る傾向にあります。
色の選択は見た目の好みだけでなく、遮熱効果にも影響することを理解し、業者としっかり相談することが大切です。
見積書でチェックすべき内容
契約前に必ず提示される見積書は、業者選びの重要な判断材料です。以下の項目が明確に記載されているか、必ず確認しましょう。
- 塗布量/施工範囲/使用製品名が細かく明記されているか
- 下地処理や保証が明確になっているか
見積もりでは特に上記が記載されていることを確認してください。
良い外壁塗装業者を見分けるポイント
信頼できる業者を選ぶことは、塗装工事の成功に直結します。
次のポイントを参考に、慎重に選びましょう。
ポイントを踏まえることで、ご自身の納得のいく塗料選びと業者選びができるはずです。疑問に感じることがあれば、どんな小さなことでも専門家であるプロタイムズ神栖大野原店にご相談ください。
地元での施工実績と事例公開
神栖市で多くの実績があり、実際の施工事例を写真付きで公開している業者は信頼性が高いです。
具体的な事例を見ることで、その業者の技術力や仕上がりのイメージを掴むことができます。プロタイムズ神栖大野原店では、これまでの豊富な施工事例をウェブサイトで公開しておりますので、ぜひご覧ください。
資格保有者の在籍と説明のわかりやすさ
一級塗装技能士など、塗装に関する専門知識を持った資格保有者が在籍しているかを確認しましょう。
また、専門用語を多用せず、お客様が理解できるよう、丁寧でわかりやすい説明をしてくれるかどうかも重要なポイントです。疑問点に誠実に答えてくれる業者を選びましょう。
施工後のサポートも重視
塗装工事は、塗って終わりではありません。施工後に何か問題が発生した際に、迅速に対応してくれるか、定期点検の有無、アフターフォローの内容もしっかり確認しておくことが大切です。
長期的に安心して暮らすためには、信頼できるパートナーとしての関係を築ける業者を選びましょう。
6.まとめ

ここまで、神栖市で外壁塗装をご検討中のあなたが、遮熱塗料について抱える疑問や不安を解消できるよう、メリット・デメリットから選び方のポイントまで詳しく解説してきました。
遮熱塗料は、夏の強い日差しを反射し、室内の温度上昇を抑えることで、エアコンの電気代削減や快適な住空間の実現に貢献できる可能性があります。しかし、初期費用の高さや、ご自宅の環境によっては効果を実感しにくいケースがあるなど、知っておくべき注意点も存在します。
大切なのは、「遮熱塗料がご自身の家に本当に合っているのか」を正しく判断することです。そのためには、単に情報収集するだけでなく、専門家による正確な診断と、信頼できる業者選びが欠かせません。
プロタイムズ神栖大野原店では、お客様一人ひとりのご自宅の状況を丁寧に診断し、遮熱塗料のメリット・デメリットを正直にお伝えした上で、最適な塗装プランをご提案いたします。
疑問や不安があれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
後悔しない外壁塗装で、快適な住まいを手に入れましょう。
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